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第10回 YO−YOのシネマレビュー【ハッシュ!】
歯科技工士のイメージってやっぱり地味なのね・・・・。
先日YO−YOはこんなことをまた確認してしまった。
それは・・・
「歯科技工士」が出てくる映画に初めて遭遇したのだ。
その映画のタイトルは「ハッシュ!」
監督は橋口亮輔

だいたい、映画とかTVドラマとか、陽の目を見るような世界に「歯科技工士」なん
て名前が出こないよな、普通。
ところが、この映画にはでてくる。
2002年夏に公開されてからというもの、YO−YOはこの映画を見たくて見たくてしょうがなかったのだが、
YO−YOの住む地の映画館ではなかなか上映されなかったのだ、悲しいことに。
だったら上映されている映画館まで行けばいいんじゃない?いや、そーもいかなかったのだ。
そしてそして、時が経ち、やっとビデオレンタルが始まり、YO−YO念願かなってやっと見ることができたんです。
この映画のストーリーを簡潔に(かなり簡潔に)説明しますと・・・・・
ゲイのカップルと一人の女の物語。なのだが、その「一人の女」が歯科技工士なのである。
実は、この女、かなり人生を「あきらめ」ているのだ。
何の希望も目標もなく、もちろん恋人なんかもいない。
朝起きて
仕事場に行って
仕事終わって
家帰って寝る。
たまにはコンビニくらい寄るけど。ただ惰性で毎日を過ごしているという感じ。
その堕落具合と虚無な雰囲気が歯科技工士という職業のイメージをかなり
固めてしまっているような気がする。
だって、薄暗い技工室(この映画では院内ラボ)でマスクをつけゴーグルをし
耳にはヘットホンをつけて模型に向かっている。技工士の実態を知らない人
達に、なんか暗い仕事ですってアピールしているようなものだ。
しかし、どうして監督はこの女の職業を技工士にしたのだろう?
ここで実験をしてみたいと思う!
この女技工士を別の職業に就かせてみましょう。
例えばOL
仕事は最低限こなすであろう。 しかし、同僚のOL達とは100%うまく
やっていけないと思う。 だってごく一般的なOLが興味を持つ話題には一切関心な
さそうだし、気を使って会話をあわせるなんて事も絶対しないだろう。
それどころか、うだつのあがらない上司とだらしなく不倫なんてしてしまい、結局会社中にバレ
て居ずらくなって自分だけ辞めさせられちゃうのがオチだろーな。
例えばデパートなんかの店員
洋服を選びに来た客に対して、まったく心のこもっていない口調で「オニアイデス
ヨー」と口先だけで言っているだろう。愛想笑い一つもせずに。
それを不愉快に
思った客に、「あの無愛想な店員をどーにかして欲しい」とクレームをつけられて、
上から怒られて、あーもう面倒くさい、辞めちゃえ!みたいな展開だろう。
こう考えてみると、やっぱりこの女の性格には歯科技工士があっているのかな。
YO−YOも好きなところでもあるんだけど、技工をやってれば一日誰ともしゃべり
たくなければそれでOKだし、ようはモノさえキチンと出来ていればそれで許される
世界だと思うのよ、技工の世界は。お世辞とか、建て前とか、世渡りテクとかあんま
り必要じゃないとおもうの。
少なくとも、YO−YOの周りはそんな感じです。
だからこの映画の女も、そんな世界だったら、生きていけるんだろーな。いろいろ
「あきらめてる」とか「堕落してる」とか書いたけど、YO−YOはこの女の事、そ
んなに嫌いではない。どちらかというと好きなほうかもしれない。 生活パターンも、
ちょっと極端なところを除けば、YO−YOとあんまり変ってないし。
この映画を見進めていくと、「技工士は地味だ」というイメージだけでは終わってい
ないとおもう。
ゲイのカップルと女技工士、最初は世の中からはずれてる感じがす
るけど、だんだんと少しずつ前進しようと努力している。 もっと前向きに生きよう
としている。 この女も少しずつ自立していこうとしている。 やっぱり、自立して
いる女には仕事が必要だ。 そこで、そこで歯科技工士という資格が生きてきている
んじゃないかな。 いくら世間から外れているとはいえ、資格を持って働いていると
いう設定なら、明るい未来が見えてくるのではないだろうか?
監督の狙いはココ
?って思ったりしてしまう。
映画の中でこの女が自分に暴言を吐く男に対して
「アンタ 歯並び最悪だねっ 私腕いいから良い差し歯造ってあげるよっ」
と言い返すシーンがある。
このシーン、YO−YOかなりシビレました。
チャンスがあったら、絶対このセリフ使わしてもらいます。
でもまずは、こんなセリフが言えるように、自分の腕を磨きますか!

YO-YOでした
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